堤防のリノベーション「トコトコダンダン」
大阪市の木津川沿いにあるコンクリート製の巨大な防潮堤を、市民の憩いの場として再生させたリノベーションプロジェクトである。単に壁を隠すのではなく、階段状のひな壇(ダンダン)を設けることで、分断されていた街と川を視覚的・身体 […]
Shimanto+Terrace はれのば
「四万十の森と街を繋ぐ」をコンセプトに、地域の木材資源を高度に活用した都市型木造建築である。最大の特徴は、高知県産の杉を用いたCLT(直交積層板)を構造体およびデザイン要素として積極的に取り入れている点にある。建物は、商 […]
ヤマトインターナショナル東京本社ビル
「雲」や「山並み」を連想させる不規則で複雑なシルエットが特徴的な、ポストモダン建築の代表作である。原氏が提唱する「空間の様相」や「離散的建築」という概念が具現化されており、アルミパネルの銀色の外壁が光を反射して、時間や天 […]
東京サレジオ学園
カトリック修道会の教育理念に基づき、家庭的な小舎制を導入した児童養護施設である。敷地内に「家」としての小舎が分散配置され、それらを結ぶ路地や広場が一つの「街」のような景観を形作っている。初期の小舎群はコンクリート打ち放し […]
サッポロビール北海道工場ゲストハウス
北海道の広大な原野を背景に、「風」や「波」を想起させる軽やかな形態が特徴的な建築である。最大の見どころは、波打つような形状をした木造の吊り屋根(集成材を使用)で、これによって内部に柱のない大空間を作り出している。外周部は […]
熊本県立東稜高等学校
「学校建築はもっと豊かになるべきだ」という設計者の思想に基づき、くまもとアートポリスの先駆け的なプロジェクトとして建設された校舎である。中央に「ガレリア」と呼ばれる巨大な光庭(吹き抜け空間)を配置し、各教室をその周囲に回 […]
ホテル川久
バブル経済絶頂期に「世界の数寄屋」をコンセプトに建設された、総工費約400億円を投じた豪華絢爛な城郭建築である。世界中の名工や職人が集結し、北京・紫禁城と同じ老紫(ラオズ)の瑠璃瓦を用いた屋根や、イギリス製の特注煉瓦によ […]
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館・丸亀市立図書館
JR丸亀駅前に位置し、「都市の広場」としての役割を持つ美術館と図書館の複合施設である。駅前広場に面した巨大な開口部(ゲート)が街に対して大きく開かれ、猪熊弦一郎氏による巨大な壁画やオブジェが配置された「ゲート・プラザ」は […]
風の丘葬斎場
隣接する古代の古墳群や既存の墓地といった歴史的景観と調和するよう、広大な公園の中に彫刻的に配置された建築群である。火葬、告別、待合という各機能を独立した棟に分け、それらを「移行の空間」である回廊や中庭で緩やかに繋ぐことで […]
牧野富太郎記念館
「五台山の景観を壊さない」ことを最優先とし、起伏のある地形に沿うように配置された、大規模な木造建築群である。牧野富太郎博士の業績を顕彰する「本館」と、研究・管理を担う「展示棟」の2棟からなり、それらを巨大な木造の曲線屋根 […]
馬頭町広重美術館
歌川広重の浮世絵を中心とした「青木コレクション」を展示する施設であり、周辺の豊かな自然や歴史的景観に溶け込むよう設計された平屋建ての美術館である。外観全体を覆う地元産「八溝杉(やみぞすぎ)」のルーバーが特徴で、時間ととも […]
アルテピアッツァ美唄
閉校となった旧栄小学校の校舎や体育館、周囲の広大な敷地を彫刻家・安田侃氏の作品と共に再生させた「心の広場」である。約7万平方メートルの敷地内には、大理石やブロンズで作られた40点以上の彫刻が、自然の起伏や水辺、既存の建物 […]
群馬県立館林美術館
「自然と人間」をテーマに、広大な多々良沼に隣接する平坦な地貌を活かして設計された美術館である。緩やかな弧を描く展示棟と、池を囲むように配置された低層の建物群が、風景の中に溶け込むような水平性を強調している。外壁には質感豊 […]
物質試行47金刀比羅宮プロジェクト
「こんぴらさん」として親しまれる歴史的な境内に、現代建築を対峙させた大規模な再整備プロジェクトである。既存の石垣や地形を読み解きながら、「絶対的な水平」を提示する鉄骨の構造体を挿入することで、伝統的な景観の中に鋭利な緊張 […]
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
原子爆弾により亡くなった人々を追悼し、永遠の平和を祈念するために国が建設した施設である。地上部には、被爆者が求めた「水」を象徴する直径約29mの円形水盤が配置され、夜間には死没者の数にちなんだ約7万個の光ファイバーが水底 […]
