やなせたかし氏の故郷に建つ、アンパンマンの世界を体感するための展示施設である。建物は、地形の傾斜をそのまま取り込んだ床や、3層吹き抜けの広大なエントランスホール、コンクリート打ち放しの壁など、幾何学的な要素が重なり合う構成をとる。
内部には、地階の「アンパンマンワールド」や、やなせ氏の絵画を展示するギャラリー、アニメーションを上映するシアターなどが積層されている。壁や床には「穴」が各所に穿たれており、別の空間の気配を感じさせたり、視線が予期せぬ場所へ抜けたりする仕掛けが施されている。機能の充足だけでなく、建物内を巡り歩く中で偶然の出会いや発見を誘発する「屋根のかかった公園」のような開かれた場所として構築されている。
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