細い木材を斜格子状に2段に並べたメッシュ状の屋根を、テントのように張力(テンション)を与えて架け渡す構造技術である。通常であれば重さで垂れて折れてしまうような細い材(90×75mmのスギ材)でも、引張力を利用して垂れを減らし、曲げモーメントを抑えることで、最大スパン23mもの大空間を実現している。
屋根は中央と両端部の鉄骨柱間に張られ、端部はテンションロッドで引っ張り下ろされている。この技術は、張力による強度増加よりも、垂れの減少による曲げモーメントの低減が有効な材料・寸法バランスの場合に採用される。木材特有のクリープ現象(時間経過による変形)を考慮し、10年で50mm程度の伸びを見越して100mmのクリアランスを設け、将来的に張り直しできるよう設計されている。
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