「自学自習」という公文式の教育理念を、社員の働き方や空間構成に反映させた事務局ビルである。最大の特徴は、フロアの中心に配置された「空地」と呼ばれる吹き抜けの共有空間と、それを囲むように螺旋状に連続するスキップフロアの構成である。この立体的な一室空間により、上下階の気配を緩やかに伝えつつ、社員が自らの居場所を自律的に選択できる環境を創出した。
外観は、内部の積層する床レベルを反映したランダムな開口部と、周囲の街並みに配慮した端正な表情を持つ。内部の壁を最小限に抑え、階段や書棚が空間を分節する役割を果たすことで、部署の垣根を超えたコミュニケーションを誘発している。
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