わずか31歳で亡くなった米国の芸術家キース・ヘリングの作品のみを展示する世界唯一の美術館である。八ヶ岳の自然に囲まれた立地において、「混沌から希望へ」というテーマを建築化している。外観は白と赤に彩られたすり鉢状のボリュームや、ギザギザの壁面、黒い円錐など、アートと融合した独創的な形態が特徴である。内部空間は、光を遮断した「闇の展示空間」から、自然光が溢れる「光の展示空間」へと至るドラマチックな構成を持つ。原始的なエネルギーと現代のポップアートが共鳴するような、地形や風景と一体化した空間設計がなされている。2015年には収蔵庫やミュージアムコートが増築され、さらにその独自性を深めている。
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