富士山の世界文化遺産登録を記念し、2017年に開館したガイダンス施設。建物は、富士山を水面に映したような「逆さ富士」を表現した、木格子構造の逆円錐台形で構成される。木材は地元の富士ヒノキを使用し、地域の素材を活かした意匠である。
建物内部のハイライトは、最上階まで続く長さ193メートルのらせん状のスロープである。このスロープを登る過程が、来館者にとって富士山登頂の疑似体験となるよう設計された。スロープの壁面には、四季折々の富士山の映像が投影され、登るにつれて富士山の姿が変化する様子を体感できる。
最上階の展望ホールからは、本物の富士山を正面に望む。象徴的な形態と体験型の展示動線により、富士山の自然と文化を深く理解するための拠点である。
レビュー
0